世界遺産プランバナン
12時になってホテルにチェックイン。シャワーを浴びて一休みしてからプランバナン遺跡に行ってきました。プランバナンはインドネシア最大のヒンドゥー教の寺院遺跡です。これを見るのが今回ジョグジャカルタにやってきた目的の一つでした。
トランスジョグジャの1Bに30分ほど乗って終点まで。そこから15分ほど歩いてプランバナン遺跡に到着です。
歩いていると遠くにプランバナンが見えてきました。この時点ですでにテンション上がってます。笑
こちらは駐車場。観光客を乗せた大型バスの他、自家用車でやってくるインドネシア観光客など、かなりたくさん車が停まっていました。
プランバナン遺跡の案内図です。遺跡というより寺院群といったほうが良いかもしれません。数多くの寺院の遺跡が立ち並んでいます。
案内図の中で一番大きな写真が写っているキャンディ・シヴァ(Candi Civa)に向かいます。
かぁ〜っ、いきなりキター! この光景、現物で見ると圧倒されます。スゴイ存在感。遠路はるばるやって来たかいがありました。真ん中の一番高い寺院がCandi Civaです。
さて、上の写真の手前に石が転がってますよね。これ、遺跡の一部なんです。プランバナンは大昔の地震でほとんどが崩壊しました。今あるのは近代になってから復元されたものです。でも未だに復元作業が終わっていない遺跡が多く、このように崩れた石材があちこちに転がっているんです。で、この石がすごかった!
これ、日本の鬼瓦に通じるものがありますが。転がっている石でこのレベルですよ。スゴイなぁ。
こちらはヒンドゥーの神様の彫刻でしょうか。優しい表情をしていました。
石に刻まれたレリーフ。1,000年以上前にこんな細かいレリーフを作る技術があったんですね。
鬼瓦パート2。上の方に苔がむしてました。あぁ、もったいない。
復元が完了していない復元中のものや、まだまったく手付かずのものでこのレベルです。もうこの時点でそうとう感動してました。
表情の豊かさにただただ感動!
さて、転がる石の脇を抜けて、復元済みの遺跡へと進みます。これはキャンディ・ハンサ(Candi Angsa)だったかな?
復元済みの寺院の壁面ですが…
このように様々なレリーフが彫られています。これが素晴らしかったんです。
一つ一つのレリーフには恐らくストーリーがあるのだろうと思います。これは神様が亡くなって悲しんでる様子かな?
こちらは石室の入口の脇の一番下にあったレリーフ。何かを下から持ち上げる力強い表情です。
こちらも嘆き系ですね。とにかく表情が豊かなんです。なんて素晴らしいんだろう、って5分位ずっと眺めてしまったレリーフもありました。
悪霊を退治している様子だと思います。何かに噛み付いている険しい表情。
そして一番良かったのがこちらです。弓を射る兵士と、
その標的となる鬼。
力強い兵士の表情。
恐れおののく鬼。これはすごかったなぁ。
プランバナンっていうと寺院全体の造形というかフォルムがクローズアップされて、当日の他の観光客も全体を眺めて終わりって人が多かったです。
確かに全体の造形も素晴らしいのですが、このレリーフの表情の豊かさも実に素晴らしいと僕は思いました。というか、僕は途中からレリーフばかり見てました。それくらい素晴らしかった。
これからプランバナンに行かれる方、ぜひこちらにも注目してください!
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